ご紹介

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弊社は創業28年目に入りました。どの作業についても、弊社が現在の方法や工程で作業するようになったのには理由があります。お客様の殆どが同じクルマに作業後、少なくとも10年以上は乗られます。長い方は、20年以上、同じクルマに乗っておられます。言い換えれば、作業後、10年、20年経過した「過去の作業の結果」を確認してきたということにもなります。様々な方法を試してきたなかから、結果の良かった作業方法、資材、工程を選んできたノウハウの蓄積が、現在の方法と工程です。

そこまでしなくても良いだろう、あるいは、そんなことをしても無駄じゃないか、もっと良い方法がある、様々なご意見を頂戴することもあります。もちろん、弊社で世の中に存在するすべての方法を試したわけではありませんので、他にも良い方法はあるのかもしれません。しかし、弊社が行っている、どの作業に関しても、「10年後には、こうなるだろう」ではなく、「10年経過したら、こうなった」という経験に基づいています。いずれかの工程を省いたり、簡略化した場合の結果も見てきています。ある意味で、弊社のノウハウは失敗した経験の積み重ねでもあります。成功した経験は忘れてしまいがちですが、失敗した経験は鮮明に記憶しているものです。作業にあたっては、そういった経験をもとに、実際の状態を見ながら、どの部分を、どの方法で作業するかという個々の判断を行っています。

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弊社では、創業以来、一貫して下地からクリアーまで、すべてシッケンズの塗料を使っています。塗料は何を使っても同じ、とおっしゃる方もおられますが、それは仕上がったときの話ではないでしょうか。数年後、あるいは弊社のお客様のように10年後にどうか、ということでもないように思います。現在の状態と、10年後の状態を並べて比較できるわけでもありません。

しかし、実際に27年間使ってきて、結果が良いと思うから使っています。他の塗料に比べて少々お高いですが、作業全体に比べますと、その差はビックリするほどではなく、価格差以上の価値はあると思います。

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ずいぶん前にサーバー・マシンが飛び、最近ではPCのHDや外付けHDDが飛んで、かつてのホーム・ページで使っていた殆どの画像やコンテンツを失いました。それでガックリきたこともあり、長い間ホーム・ページを更新してなかったのですが、一念発起、新しいホーム・ページを作ることにしました。

弊社が対象としているお客様は、クルマを移動のための道具と認識しておられる方ではなく、クルマに趣味性を感じておられる方です。したがって、弊社の考え方も、世の中の「安い・早い」という風潮には逆行しているかもしれませんし、社会一般の認識からズレていることも、たくさんあると思います。しかし、多少とでもクルマを趣味の対象として認識しておられる方、あるいはライフ・スタイルの一部として認識しておられる方には、興味をお持ちいただけると嬉しいと思います。

また、昨今は、誰かが何か個人的な意見や考え方を述べると、それがご自分の考え方と異なる場合、まるでご自分が全否定されたかのごときお叱りを戴くことがあります。そういった場合は、長い長い反論のご連絡をお送りいただくよりは、世の中にはこんな考え方の人もいる、ぐらいにお捨ておきくださいますよう、お願いいたします。

          

弊社をレストア・ショップと認識しておられる方も多いと思います。しかし実際には、レストアだけでなく、様々な作業をお請けしております。

とは言え、同じ自動車整備/修理工場でも、それぞれに得意・不得意があり、メカ作業で言えば、弊社では最新のクルマのメインテナンスは出来ませんし、やりたいとも思いません。興味のないことをやっても、楽しくありませんからね。最近のクルマは専用のプログラムを持つアナライザーがなければ、それこそバッテリーを交換したあとの再起動すらできない車種が増えてきました。最近のクルマは高度に電子化されていますので、アナライザーがなければ、不具合のある部分の特定も困難です。弊社には、そういったオシャレな設備はありません。もちろん、丸投げで外注に出されるショップもありますが、それならば合理的に考えて、最初から、そういった設備をお持ちのショップに直接作業を依頼されるのが得策ではないでしょうか。診断の結果が直接聞けますし、いわゆる中間マージンも不要です。

板金・塗装作業は、ちょっとした修理から全塗装まで、どの年代のクルマでもお請けしております。

弊社では、レストア作業だけでなく、一般的な板金・塗装作業や全塗装など、様々な作業をお請けしています。しかしながら、板金・塗装を専門にされているショップのように、一度に複数の作業をお受けできるという体制でもありませんし、コマワリもききません。ひとつひとつの作業を丁寧に行いますので、それなりの時間が必要な場合もあります。

何よりも、お客様が「こうしたい」と思うことを実現するのが弊社の役目だと考えています。

かつて何台か古いバイクの作業をさせていただいたことはありましたが、最近、バイクのお仕事を少し頂戴しました。バイクのカウルやタンクなどを塗装するのも、見ていてなかなか面白いものです。細かいピン・ストライプがあったりし、やたらメンドークサイ割にはお金にならない作業ですが、カウルを塗り替えるだけで、ガラっと雰囲気が変わります。白ベースのカウルを赤ベースに塗り替えると、それだけでなんだか早くなったような気がします。

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そうそう、自転車のフレームも塗り替えると、雰囲気が変わりますね。少し前に自転車のフレームを粉体塗装したいというので、たまにお世話になっているところでお願いしました。基本的には工業向けというか、こういったチマチマした作業はやっておられません。他の会社でブラストを打ってもらい、下処理から仕上げまでお願いしましたが、実に美しい仕上がりで感心しました。簡単に言えばプラスティックをコーティングするようなものですので、普通の塗装に比べると遥かに塗膜が丈夫です。高いだけのことはあります。クルマでも、鉄ホイルなどには、お薦めします。最近の弊社の例で言えば、フルヴィアのサブ・フレームを粉体塗装しました。

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ホイルといえば、弊社でも、たまにホイルの塗装をお請けしますが、キレイに仕上げようと思うと、これが、意外と時間が掛かります。皆様が想像される、倍から3倍ぐらいでしょうか。古いものであれば、ブラストで古い塗装や表面の酸化部分を飛ばさなくてはなりません。時間や手間が掛かるということは、言い換えれば、意外と高くつくということです。どうしても、そのホイルが使いたいということであれば再塗装すべきですが、そうでない場合は、新しいものを買ったほうが安く付きます。

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もちろん、レストア作業も継続しています。

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